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「ビビを見た!」が復刊してた!
ビビを見た!
ビビを見た!
大海 赫

仕事中、うろうろうろうろblogを渡り歩き、ふとたどりついた「復刊ドットコム」でなにげなーく検索したら...、「ビビを見た!」、復刊してた!

「ビビを見た!」は、大海赫という作家が1974年に発表した絵本。
しばらく絶版になっていたのが、同サイトで、復刊を望む294票もの熱いメッセージを集め、晴れて、今年の1月、復刊したのだという。
復刊リクエスト作品にあげられてたのは知っていた。ぽつぽつ、票がついてたのも知っていた。だけど、いつの間にかこんなに票を集めて、そして本当に復刊するなんて...。
すごい! そしてすごいぞ!! 「復刊ドットコム」
多くの人もコメントしているけれど、
「ビビを見た!」は、僕にとって、幼少期にとても大きな影響を受けた作品だ。
出会ったのは、小学校の図書室。たしか、初めて自分専用の図書カードをもらったころだから、小学校3年、10歳くらいだろうか。以来、何度も読み返し、卒業して大人になってからも、常に僕の中の「もう一度読みたい本」リストの最前列に位置してきた。
母校の図書室が建て替えられたと知ったときは(もう会えないと)胸を痛め、東京で働き始めて間もないころには国立国会図書館で検索したこともある(収蔵されてなかった)。

...ストーリーはというと、実はおぼろげにしか覚えていない。
たしか、主人公の男の子が、羽の生えた小さな女の子ビビと出会い、とまどい、守り、結果的に世界を救って、最後、海辺で別れる...そんな流れだったと思う。

ただ、とにかく、主人公が盲目(作中では不思議な声の力で1日だけ光を得る)であること、そして、少年が光を得る代わりに、母親を含む世界中の人たちが光を失うという出だし、それだけで幼い僕には衝撃的だった(特に世界が光を失うシーンは、まず、母親が警察に電話をしようとしてもうまくダイアルが回せない...母さん目が見えないみたい...そんなそら恐ろしい描写で語られる...)。
作中、主人公の少年は、光を得た代償に、(理由もわからぬまま、流されるまま...)"守る"という責任を背負わされるんだ。

守るべきもの=ビビ、得体がしれないが退けるべきもの=巨人。
前編を覆う暗いトーン(挿し絵)と、勝ち気で生意気な(けしてかわいくはない)ビビの、「捕まったら羽をむしられる!」という怯え...。それらがダイレクトに身体の中に入ってきた。怯え、震えるビビの姿を前に、ガキンチョだった僕も確かに、"守らなければ"という、どこからくるのかわからない強い衝動を(それが何か、何故かわからないまま)見いだしたような気がする。

後半のストーリーはごっそり記憶から落ちてしまっている。
最後の別れのシーンについては、海辺の画と、そしてとても"せつない"という印象だけが、強く、胸に残っている。
少年がビビと出会い、夕暮れに別れるまでの短いお話なのだけど、大げさにいえば、幼い僕に、子どもの世界から離れ、少し別の世界を覗かせてくれた貴重な本...そういうことじゃないだろうか。

復刊に際しては、解説として、よしもとばなながメッセージを寄せているらしい。
うかつだった。知らなかったな。どこか時間を作って、くれよんはうすに見に行かねば。


「復刊ドットコム」の「ビビを見た!」紹介ページ。
ストーリーのほか、よしもとばななのメッセージ(抜粋)も載ってます。
http://www.fukkan.com/vote.php3?no=1571
| toru | Book | 16:08 | comments(0) | trackbacks(0) |
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